夫の駐在が決定したとき、わが家には『ジャンガリアンハムスター』がいました。
名前はぐーのすけ。
名付け親はわが家の次女。
次女が待ちに待って、自分のおこづかいでお迎えしたハムスターでした。
本当に自分の子どものように可愛がっていました。
いつでも、どんな時でも、ぐーのすけ。
かけがえのない存在で、本当に大事な家族でした。
だからこそ、駐在に帯同することが決まり、ものすごく悩みました。
答えを出すのは次女。
ぐーのすけの健康を思って、日本にいる家族にお願いして残すこと。
もし飛行機に乗せて、万が一のことが起きたら。
でも、もし元気に、アメリカで、新しい家に、ぐーのすけがいてくれたら。
次女の本当の気持ち、最後までぐーのすけといたい。
親のわたしも「次女とぐーのすけが一緒にいること」が願いでした。
駐在は、本当に子どもの当たり前の日常を奪ってしまうものだな、と痛感しました。
駐在がなければ、ハムスター1匹と過ごすこと、何も心配なく出来たことだと思います。
長々と前置きをしてしまいましたが、
次女の願いを叶えるべく…
わが家は、アメリカ・カリフォルニア州に
子ども3人と、ハムスター1匹、お引っ越ししました。
ぐーのすけ、無事に海を渡りました!
今回は、ぐーのすけがアメリカにやってくるまでの体験談と、
渡航するまでの手続きについてお話ししていこうと思います。
ペットの渡航で確認したい問い合わせ先
ペットを海外に連れて行くには、国/地域によってルールが異なり、
各国法令、検疫制度により渡航できない場合があります。
必ず、日本と旅行先の国の規制と要件をよく理解しておくことが重要です!
わが家の場合は
日本→アメリカ/カリフォルニア州
(※州によっても輸出ルールが異なります)
問い合わせする際は、とても大事な点が一つあります!
必ず『電話先の相手の名前・日時』を記録することです!
わが家では航空会社のチェックインカウンターで
「いつ、誰に」確認したのかを、求められました。
◇アメリカ入国の条件を確認したいとき
- 米国疾病予防管理センター(CDC)
- USDA – 動植物検疫局(APHIS)
在日アメリカ大使館の公式ホームページには、日本からペットを持ち出す場合の確認先が、日本語でまとめられています。
在日米国大使館の公式ホームページ
「ペットの日本への持ち込みと日本からの持ち出しについて」
◇日本出国前の手続きを確認したいとき
- 日本の動物検疫所
ペットを日本から海外へ連れて行く際の検疫手続きや必要書類について確認できます。
日本動物検疫の公式ホームページ
「ペットの輸出入」
両国の動物検疫所からの回答と1つ大事なこと
わたしは、日本とアメリカ、両国の動物検疫所に連絡しました。
驚くことに、どちらの動物検疫所も回答は同じでした。
「げっし類には何も必要ありません」
え…?不安すぎて、さらに聞いてしまいました。
わたし「何も必要がないという、証明書や案内みたいなものはありますか?」
アメリカの動物検疫所の方
「それは悪魔の証明といわれて、ないものを証明することはできないんだよ~」
あまりにも「必要がない」と言われて、心配になり、
思い返しても、恥ずかしい質問しちゃったなと思います。
げっし類は動物検疫所の対象外でした!
対象外ということは、検疫所の書類なしに、輸出(渡航)ができるということです。
また調べていく中で、ひとつ大事なことがありました。
日本から出国したハムスターは、再度、日本に入国することはできません。
わが家のぐーのすけ、アメリカに行ったら、行ったきりです。
相手の国への入国条件がない場合には、日本を出国するための検疫は必要ありません。
日本の動物検疫所
航空会社にペットの予約電話!ルールは要確認
実際に搭乗する際は、チェックインカウンターで預け荷物と一緒に預けることになります。
飛行機内では、クレートに入れて、貨物室内スペースに設置されます。
そのため、貨物室内のスペース・クレートの確保が必要のため、
自分のチケットの予約できたら、早めにペットの予約をおすすめします!
予約の際に聞かれること
- 自分のチケット番号
- ハムスターの種類
- ゲージの大きさ(3辺の長さ)
- ハムスターとクレートの総重量
(航空会社が用意するクレートとは別に自分で用意するゲージとハムスターの重さ) - ハムスターの年齢
わたしが確認したこと
- 必要書類
- クレーとの大きさ
- ケージに内に入れてよいもの
予約はいったん保留になり、後日、予約完了の連絡をいただきました!
用意したもの
- ケージ
- あたたかいハウス(普段から使用している寝床)
- ゼリー (水分補給用。液体を持ち込めない、漏れ防止のため。)
- 航空会社から事前に印刷して持参する確認書

実際に使用したケージとハウスです。
ペットが設置される場所は空調が効いている、と聞きました。
念のため、寒さから身を守れるように中がふかふかしているハウスをケージに入れて預けました。
忘れずに、確認してほしい!ここもチェック!
ここまでもたくさん連絡して大変だったのですが、もうひと踏ん張り。
とても大事な確認があります!
- アメリカの新居の大家さん
わが家のアメリカの新居の大家さんは「ハムスター!?」って驚いていましたが、快くOK!してくれました。
- 渡米するまでのホテル
- 空港までの移動手段
わが家の場合、渡米前日に家を売ったので、ホテルに一泊することにしました。
ホテルはペット不可だったため、実家に一度預けることにしました。
家引き渡し→実家にハムスター預ける→ホテル行く→当日の朝。最寄りの駅からレンタカーでハムスターをお迎え→最寄りから電車で羽田空港
スーツケースと子ども3人と、ハムスター1匹の移動は、本当に壮絶でした。
わが家のハムスター渡航費用
- ハムスターケージ 3,880円
- アクアゼリー 398円(水分補給用のゼリー)
- 航空会社預かり料金 44,000円
体験談「空港から動物病院に行きました」
当日、思いもよらないハプニングがありました。
それは、やっと辿り着いた空港のチェックインカウンターで起きました。
受付の方
「書類がないと入れません」と言われました。
わたし
「航空会社のカスタマーサービスセンターで確認書以外、必要ないって確認しています。」
受付の方
「いつ、誰に確認とったのか分かりますか?」
そう、あれだけ確認したのに…止められました。泣
やっとの思いでここまで来たのに、受付の方の一言目に泣きそうでした。
ここからは夫に対応を変わってもらいました。
夫が言うには…
航空会社の対応マニュアルには、動物検疫所の書類が必要と、書かれているらしく…
受付の方から日本の動物検疫所に電話してもらいました。
そこで、ハムスターは検疫対象外の確認がとれました。
結果、
日本から出国するときに、検疫の書類は必要ないです!
しかーし!安心したのも束の間…
受付の方から
「せめて健康診断書があったほうが、アメリカに入国するときに安心です」とのこと。
健康診断書!!!!????
急遽、夫とハムスター1匹、羽田空港から近い動物病院まで走って、
その場で健康診断書をもらってきました。
(この時の動物病院の先生、とても親身に対応してくださり、感謝してもしきれないです)
書類云々ではなく、渡米前にしっかり健康診断は受けるべきだったと、反省しました。
とくに気になる症状もなかったので、安心しきっていたのだと思います。
なんとか無事に手続きを終えて、
わが家のハムスター、ぐーのすけは、荷物と一緒に預けることができました。
とにかく元気でいて、と願うばかりでした。
「おやつたくさんあげるからね」って、家族みんなで見送りました。
緊張…!入国審査を通過
13時間のフライト後、気になるのは、ただぐーのすけのことでした。
飛行機を降りて、すぐには会えません。
わたし達が入国審査を通らなければなりません。
夫は入国審査で、すかさず
「I have a pet hamster.」
きっと一生に一度しか言わなそうな一言。
入国審査の方
「Hamster !? I’ve never heard of that!!」
…そりゃ、そうですよね。
ハムスターについては、この会話だけ。
本当に何もなく、通過することができました。
健康診断書も必要なかったです!
最後に
入国審査を出たら、
荷物受け取り場の近く、壁沿いに。
ぽつんと、小さなケージがそのまま床に置かれていました。
ぐーのすけ、変わりなく、元気な姿を見せてくれました。
本当に、長い長い旅でした。
家族みんなで願っていた景色を、こうして見ることができました。
命に関わることなので、決しておすすめはできません。
航空会社の公式ホームページでも、ペットの死亡例が報告されているのは事実です。
本当に事故なく、渡米できたことに、心から感謝しています。
もし大切なハムスター(げっし類)と、渡米する方がいたら、
この体験が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までありがとうございました。
長女が作成した、ぐーのすけの動画です。

